物作りに向いていない人はこの会社では求められない
低価格で高品質な製品を作るには
新亜光学工業株式会社は、精密機器、特にカメラのレンズ制作で有名な会社です。
この会社の製品は、高品質なのに比較的低価格で販売されている為、取引先からも喜ばれています。
ではなぜ、低価格が実現するのでしょうか?
それは、徹底したマニュアル管理と、各専門部門に分かれて作業を行うという体制によるものと、海外に工場を持っているということが挙げられます。
なぜマニュアル管理が低価格につながるかといえば、個人のもつ技術力をマニュアル化することで他の社員と共有できるということが理由になります。つまり、ある一定レベルの技術力が必要な製品を、複数人が同時に作ることが出来るということです。
大量生産することでコストを抑えて低価格が実現するというわけです。
制作部門ではない部署がやっていること
このように、技術力をマニュアル化することや作業の効率化を図ることで会社に貢献している部署もあります。
また、制作しているだけでは当然売り上げは伸びないので、営業する部署もかなり重要なポジションでしょう。
制作部門といっても、実際に物を作る人だけではなく、技術研究をする人、製造に必要な設備を整える人、検品作業をする人、運送する人など、様々な社員達の手によって製品は作られているのです。
物作りに必要な知識が豊富なだけではなく、それぞれ必要なスキルがあると思います。例えば営業でしたら、要点をとらえ分かりやすく明確に伝えられるスキル、検品作業でしたら、細かいところまで目を配れるスキルが必要になるでしょう。
どの部署においても精密機器に関する専門知識は必要不可欠ですが、それだけではなく、自分の長所を上手くいかせるのもこの会社の素晴らしいところではないでしょうか。